迷宮キングダムとは、胃袋との戦いである。
(RAINBΦW代表びぃえむ)
迷宮キングダムをやった週末は胃腸の調子が悪い。
(RAINBΦW変態右近)
せめて《気力》は自分の好きな食べ物にしようぜ?
(RAINBΦWpedoヤモン)
──これは、そんな男たちの空手物語である!
(注:この文章と空手は関係ありません)

BM「なんというか……カプリコ丸々1個はやりすぎじゃね?」
ヤモン「いちごフェアだからさー」
右近「どこでやってたんだそんなもん!!」
ヤモン「俺、飲み物もいちごにしちゃったけど、大丈夫かなぁ」
右近「大丈夫なことは無い」
その日も
ごく普通に苺尽くしでセッションが始まった。
我々は《希望》カウンターとして食品を使う。
使用する際にはそれを食べなくてはいけないと言う
罰ゲームルールがあるので、大変である。
特に回復役で《希望》を多く使う神官は危ない。
従者から《気力》が回ってくるわ、《民の声》を使うハメになるわ、とにかく危ない。
しかし。
その日、俺はNPCの神官を使うことになった。
ガッデム。ジーザス。
使ったシナリオは『Trick or Treat』というハロウィンもの。
……。
あ、そうか。
良く考えたら季節外れだった(気付け)。
BM「我々は
Strawberry or Strawberryなわけだが」
右近「言ってる場合じゃねー」
ネタバレしない範囲で簡潔に書くと、怪物たちの“祭り”が有るというお話。
BM「せっかくだから
祭りルール(*1)使わね?」
ヤモン「やるか!」
右近「よしやろう!」
BM「どんなルールか知ってるの?」
ヤモン「知らん!」
右近「よしやろう!」
BM「話を聞け!!」
いけるいけるということで祭る。
BM「右近の誕生日が近いから、誕生祭やれば良いのかな?」
右近「いや……ほら……誕生日とか関係ないし(*2)」
ヤモン「あるけどね」
右近「お前はもう、さっき俺に
ゴミプレゼントを渡したろうが!!」
ヤモン「いやー、もう1回プレゼントできるのかなー、と思って」
右近「……」
BM「まあ聞け。そんなことは無く2D6で決定だったぜ」
ヤモン「……(ころころ)……7?」
BM「誕生祭」
ヤモン「やっぱりだ(笑)」
右近「いらーーねーーー(笑)」
BM「落ち着け、お前にプレゼントするとかそういう話じゃない」
右近「危ないところだった。このままセッション抜けてマビノギやろうかと思った」
ヤモン「チィッ!」
和やかに祭りが決定され、ルールが説明される。
※誕生祭特別ルール
このゲームの間、ケーキやおにぎり、缶ジュースなど、一人が明確な食べ物を食べきった時、自分のPCが《気力》1点を獲得する。ヤモン「おおーーーー!!」
右近「やったーー!!!」
BM「まるで俺たちのためにあるようなルールだぜ(笑)」
ヤモン「食べ物ってどれぐらい? バナーヌ1個じゃダメか?」
BM「おにぎり基準で良いんじゃね」
右近「徳用チョコだと何本かな?」
ヤモン「2だと少ないから……3?」
BM「そのコンデンスミルクとかどーすんだ(笑)」
30分以上に渡る協議の結果、標準的なおにぎり1個180kcalを基本とすることになった。
それを基にして定められたのが以下のレート表である。
★迷宮キングダム祭りルール7番専用食い物レート換算表
おにぎり 1個
ケーキ 1個
ジャイアントカプリコ 1本
バナーヌ系 1個
ポポロン 2/3箱
キットカット 1/2箱
ポッキーデザート 2袋
徳用チョコ 3本
コンデンスミルク 1/2本
(コンデンスミルクは少し優遇されている)
ヤモン「今日は勝てるよ!」
右近「いつも通りやってるだけで《気力》が回復するもんな!」
BM「これ
永久機関じゃね? 《気力》使ってバナーヌ喰って、そのバナーヌで《気力》が回復するぜ?」
ヤモン「勝った!!」
右近「いけるいける!」
と、まあそんな感じでセッション開始。
《気力》ループ技を使ってサクサク進む。
しかし、思えばこれはワナだった……。
開始3時間後。
右近「う、うーむ、少し辛い」
BM「なぁ、気のせいか、いつも以上に喰っている気がしないか?」
右近「そう言えば……」
ヤモン「いちごに飽きたからジュース飲もうと思ったけど、ジュースもいちご味だよ!(逆ギレ)」
BM「これ、《気力》欲しさに必要以上に喰ってるよな、明らかに……」
右近「ワナだ! これは冒険企画局のワナだ!」
あれだけあったいちごフェア食品もほぼ全滅した。
それを見計らったかのように、キツい戦闘が始まった。
《気力》が欲しいのだが……。
ヤモン「やばい、もう食い物が無い」
右近「BM、コンデンスミルク飲んでくれ」
BM「無理!!」
ヤモン「《気力》有れば勝てるんだけどなー」
右近「逆に言うと、《気力》が無いと全滅くさいな」
BM「……ワナだ」
ヤモン「食えば助かるんだよな、食えば」
BM「……」
右近「よし、コンビニにおにぎりを買いに行こう!」
BM「やはりその結論になるか……」
ヤモン「ワナだったな」
BM「仕方ない、行くぞーー!!(泣)」
★BM4点分

★ヤモン5点分

★右近4点分

おでんにはカロリー表示が有ったので、180kcalごとに《気力》1点として換算。
右近は男らしくおにぎり4つ食い。
しかしあれだな。
カロリー表示を“カロリーを多く取る”ことを目的として使ったのは初めてだ(笑)
ハンペン好きだけど買わなかったYO!!
BM「いかん、軽く眩暈が(実話)」
ヤモン「う、うーむ。よし勝てる」
右近「ああ、うん、その、なんだ、ちょっと次のラウンド行くの待って」
BM「厚揚げは失敗だったかも……でかい……」
三人のメタボリッカーは限界に達しようとしていた。
しかし!
現実は非情である!
右近「ダメじゃん。次にヤモンがこいつにトドメ刺して、神官が傷を治さないと死ぬじゃん」
ヤモン「さすがにもう食えん、つーか食うもん無い」
BM「あ、買い置きのカップラーメンが有った」
右近「……【何かを期待する目】」
ヤモン「……【諦念】」
BM「……【ヤブヘビ】」
★332kcal

協議の結果、1個332kcalだが
汁まで全部飲めば《気力》2点として換算されることになった。
ウーッ、メタボリーーック!!
ヤモン「こうなりゃヤケじゃ、ウガーー!!」
BM「後は知らん! (国が)滅びても知らん!」
右近「滅ぼすな!!」
増加した《気力》を使ってなんとかシナリオクリア。
通常ならば《気力》不足で全滅していたが、祭りルールのおかげで助かった……のか?
やはりワナのような気がしてならない(笑)
BM「さすがにもう無理」
ヤモン「祭りルールはワナだった」
右近「もう苺食いたくない」
BM「また嫌いになった?(*4)」
右近「迷宮キングダムをやる度に、嫌いな食い物が増えるような気がする……」 迷宮キングダムの道は獣道。
修羅に堕ちる覚悟を持った者だけが足を踏み入れることを許されるのである。
*1 迷宮クロニクルVol.2収録
*2 RAINBΦWの人は誕生日を隠したがります。不思議。
*3 写真の食べ物は、このあとスタッフが美味しくいただきました。
*4 右近は迷宮キングダムのおかげでミカンが大嫌いになった。