ダメで元々、という言葉がある。略すと“だめもと”だ。ドラクエ2主人公の名前みたいだが、そうではない。これから50文字の呪文を覚えてもらおうと言う記事ではないので、安心して欲しい。
ダメ元という言葉を分解すると、以下のようになる
駄目 で 元 元
“駄目”というのは某有名ボードゲームに於いて、ニュートラル状態のエリアを指す用語から来た言葉である。プラスマイナスゼロの地点を本来は意味しているわけだが、日常的にはネガティヴな意味で使われる。ポイントを得るために戦うゲームなのにプラスが無いというのが、ゲーム的においしくないからだろう。
“で”については有名なので説明の必要はないだろう。ときに“DE”などと書かれ、読む者の体温を下げる。
最後に元値、オリジナルを意味する“元”が2回続くが、これは強調の意味であろう。語呂合わせにもなっている。これが「ダメデモト」だと、本当にドラクエの復活の呪文(又は悪魔の名前)になってしまう。元は2回が良い。
さて、この構造が分かったところで意味を分析してみると、驚くべきことが判明する。「ダメ元」を用いる時には、何らかの試行が前提とされている。その試行が“駄目”つまりマイナスやゼロであっても、“元”つまり元のままであるということを証明しているのだ。そして当然、成功した時にはプラスである。……つまり、絶対に負けないのである!
なんとも画期的な理論である。この心構えを常に用いれば、あらゆる勝負で負けるということがなくなる。なにしろ負けてもプラマイゼロ、勝てばプラスなのだから、チャレンジすればするほど貴方は勝つことになる。駄目で元々だったと考えるだけで、人間は一生の間無敗で過ごせるのだ。
しかし、だ。考えてもみろ。果たして一生負けないことは幸せだろうか。負けるかもしれないと思うから努力するのだ。負けたけど次は勝てるかもしれないと思うから忍耐できるのだ。駄目元教は人間に勝利を与えるが、幸せを奪ってしまう恐るべき麻薬なのである。
ということは──そう、幸せになる魔法の言葉は次のようになる。
駄目で元々じゃない
なんと幸せな言葉だろうか。
勝つか負けるか、生きるか死ぬかのギリギリのせめぎ合いの中で生きていくのだ。これが幸せでないわけがない。さあ、呟け、駄目で元々じゃない。
(完)
2007年09月04日
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今回のなっげぇ前フリ読んでひとつ分かったことがある。B.Mさんは元々駄目人間ということだ……。
しかしこれは「あとは上がるだけ」とも取れる。
つまり駄目人間からチョイ駄目人間になるチャンス。
目指せ、チョイ駄目人間!
シンジ君も「逃げちゃ駄目だ」と映画で云ってた。
ビバ、駄目人間卒業! チョイ駄目入学!
それを分かっている者だけが明日を得られるのです
そんな安っぽいアニメの言葉に踊らされていないで、しっかりと自分を見つめて下さいね
まだ間に合います